世田谷で「エネルギー収支ゼロ住宅」　リストが戸建て分譲

　リストは、東京都世田谷区で『エネルギー収支ゼロ』を実現した戸建て分譲住宅「リストガーデン　オーレリアン深沢」を分譲する。

　基礎下断熱・オリジナル高断熱壁・高性能樹脂サッシの採用により、断熱・気密性能を高めたほか、熱交換型換気システムの導入など通風・換気を重視した設計プランとした。スマホのアプリで、室内環境確認とエアコン操作などが手軽にできるシステムも取り入れた。

　物件棟数は5棟で、敷地面積約93～101平方メートル、建物面積約90平方メートル。価格は未定。

「壁紙交換くらい自由に」　賃貸オーナー意識調査

　アルティメット総研はこのほど、DIY賃貸に関する賃貸オーナーの意識調査結果をまとめた。
入居者に対して仮に部屋をDIY可能とした場合、許容できるDIYは何かという質問の回答では「壁紙の交換」が19.4%と最も多く、「照明器具の交換」、「ブラインド設置」と続いた。「壁のペイント」「トイレ交換」まで認めるとの声もあった。DIYができないことが原因で退去するとしたらどうするか、との質問には「DIYができることで退去が防げるなら認めたい」との回答が過半数を超え、56.4%。「今後、可能にすべきか検討する」が29.1%と続き、DIYに理解を示す結果となった。

　壁紙交換について、手軽に壁紙を入居者ができるとしたら、どう思うかを聞いたところ、「交換くらい自由にさせたい」が61.8%、「入居者が希望するなら話は聞いてあげたい」が36.4%だった。
調査は7月中旬から末にかけて、同社が運営しているサイトの賃貸オーナー会員1072人を対象に実施。165人の回答を得た。

永大産業、第１四半期の売上高８．９％減

　永大産業（大阪府大阪市）が８月７日に発表した２０１５年度第１四半期（４〜６月）連結決算は、売上高が前年同期比８．９％減の１４３億１４００万円、営業利益が３６．２％減の２億８３００万円だった。住宅資材事業の売上高は９．４％減の１２７億２９００万円、セグメント利益は１５．８％減の６億２７００万円だった。
　木質ボード事業の売上高は７．１％減の１５億１３００万円、セグメント利益は４４％減の７９００万円。その他事業（不動産有効活用事業、環境事業、太陽光発電事業）の売上高は８３．１％増の７１００万円、セグメント利益は４２．６％増の２４００万円だった。

ＬＩＸＩＬグループ、２０１６年３月期上期の業績予想を上方修正

　ＬＩＸＩＬグループ（東京都千代田区）は８月７日、６月８日に公表した２０１６年３月期上期業績予想の上方修正を発表した。予想売上高については１００億円増の８８００億円とし、営業利益は１０５億円上乗せし２００億円、経常利益でも８５億円上乗せし１８０億円にそれぞれ引き上げた（いずれも日本会計基準）。
　同日発表した２０１５年４－６月期の業績は、日本会計基準ベースで連結売上高は前年同期比５％増の４００６億円、営業利益は同３２％増の６３億円だった。国内市場でリフォーム売上が１２％増と大幅に伸びたことなどが貢献した。また、国内新築も回復傾向に転換しつつあることをうけ、業績予想を上方修正した。

スガツネ工業、東京ショールームで建築家セミナー

　スガツネ工業（東京都千代田区）は東京ショールームのリニューアルを記念して、新製品発表会を９月８日～１２日に行う。同発表会ではリニューアルを記念した特別プログラムとしてセミナーも開催する。橋下夕紀夫氏ら有名建築家らが日替わりでセミナーを行う。
　セミナーは事前登録制で、応募者多数の場合には抽選となる。詳細はホームページにて。

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福井コンピュータ、３Ｄウェブカタログ事業を来春にも開始

　福井コンピュータホールディングス（福井県福井市）は８月６日、来年４月頃をめどにウェブによる３Ｄカタログサービスを開始すると発表した。住宅設備・建材等の３Ｄデータをウェブ上で公開し、特別なシステムを使用せずに誰でも住宅プランのリアルな検討ができるサービスを目指す。
　新サービスでは建材・エクステリア・インテリアなどの商品を３Ｄデータ（立体画像・商品情報・参考価格等）としてウェブ上で公開。色なども変えられ、従来の２次元のカタログよりも実物に近いシミュレーションを行って商品を選定することが可能となるという。３Ｄカタログサイトの商品データを同社グループの建築ＣＡＤソフトウェアと連動させることで、現実に近い家づくりのシミュレーションが可能になるという。

　同社グループの建築ＣＡＤソフトウェアを使用している約３万７０００社の住宅事業者だけでなく、すべての住宅事業者と一般消費者（施主）を対象としてサービスを提供する計画。無料会員・有料会員の区分を設け、利用範囲の異なるサービスの提供を予定している。
　この新しいサービスの提供にあたっては新たに子会社を設立する予定。

須恵町と西日本シティ銀行、「地方創生に関する包括協定」を締結

　福岡県福岡市須恵町と西日本シティ銀行（福岡県福岡市）はこのほど、地方創生にかかる新たな戦略を策定・推進するための「地方創生に関する包括協定」を締結した。これに伴い、須恵町はプレミアム付住宅リフォーム券の発行を行い、その販売業務を同行に委託する。また、同行は「須恵町プレミアム付住宅リフォーム券」の利用者に対して「ＮＣＢリフォームローン」の金利を特別に優遇する。
　同町はプレミアム付住宅リフォーム券を９月１日の１７時に発売する。発売場所は西日本シティ銀行須恵支店。プレミアム率は２０％。販売総額は１億１５００万円。販売単位は１枚１０万円（１２万円分）で最大１０枚１００万円（１２０万円分）。
　同行による「須恵町プレミアム付住宅リフォーム券」利用者に対するＮＣＢリフォームローンの金利優遇では、適用金利を９月１日申込受付分から０．１％引下げる。
　また、「ＮＣＢ建築名人」、「ＮＣＢガン保障特約付住宅ローン」、「ＮＣＢ全国保証住まいるいちばん」、「ＮＣＢ定期借地権付住宅ローン」、「ＮＣＢ住宅ローン キレイの住まい」の５つの住宅ローンの全期間適用金利を９月１日申込受付分から０．１％引下げる。（エコ住宅に対する割引など、他の金利割引との重複は不可）。適用条件は、購入対象物件が須恵町内にあること。

レール見せずに開閉可能、引戸専用金具を発売

　ドイツに本社を置く家具・建具用金物のハーファレジャパン（神奈川県横浜市）は８月、レールを見せずに開閉できる木製引戸用金具「Ｓｌｉｄｏ“Ｍａｇｉｃ”」を発売した。
　独自開発のレールとローラーにより、レールと枠を見せずに開閉可能。通常壁側に取り付けるレールを扉上部に埋め込むことで、壁に固定したローラーに沿ってレールが動く。
　扉幅８００〜１８００ｍｍ、扉重量８０ｋｇ以下に対応。イタリア製。