国土交通省は9月10日、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを公募して整備費等の一部を補助する「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」の第1回として9件のプロジェクト採択を発表した。
住宅を対象とした事業では、福岡県住宅供給公社(福岡県福岡市)の「ふくおか小笹賃貸共同住宅における燃料電池を利用したエネルギー融通プロジェクト」、アロック・サンワ(福井県福井市)の「福井発『子育て応援・住教育』プロジェクト」、サンアドバンス(大阪府大阪市)の「リハビリ効果向上と健康・見守りを実現する『デイサービス連携』住宅」の3件が採択された。
福岡県住宅供給公社の事業は、様々な世帯が混在する賃貸住宅の特性を踏まえ、ファミリー住戸には燃料電池、少人数向け住戸には潜熱回収型ガス給湯器など、適材適所の省エネ設備を配置するもの。燃料電池の余剰電力をその他住戸へ融通することで、さらなる効率化を図る。
アロック・サンワの事業は、省CO2型モデルハウスを地域の子どもたちの住環境教育の場に活用し、地域への省CO2型住宅の推進を目指すもの。また、空き家や空き地などをモデルハウスとして有効活用することで、地域の活性化も視野に入れた展開を図る。
サンアドバンスの事業は、デイサービス利用者宅の温熱環境の改善とHEMS活用による省CO2、リハビリ効果向上と健康増進・見守りを目指すもの。高齢者が行動する空間の床・開口部改修によって省エネと歩行の安全性・温熱環境の改善を図るとともに、HEMSによって通所介護事業所とつなぎ、温熱環境や高齢者の行動等を把握し、在宅での見守りとリハビリに役立てる。
そのほか、採択結果などの詳細はこちら。
こんにちは、クドウです
開催しています
『アワガミによる写真表現展』
会期:2015年9月10日〜13日(日)
会場:アイアイエーギャラリー
中央区日本橋小伝馬町17-5 7ビル1F
http://iiagallery.com
出展作家:鹿野 貴司、若子j…
パナソニック(大阪府門真市)エコソリューションズ社は、 住宅設備総合展示施設「パナソニックリビングショウルーム堺」を9月13日にグランドオープンする。同社の展示施設として全国で63カ所目の拠点となる。
南大阪は大阪府のリフォーム需要の約30%を占めるエリア。同社では、今後さらにリフォーム需要が高まっていくとし、営業を強化する。
トクラス(浜松市)は、「京都ショールーム」を京都市伏見区から南区上鳥羽に移転する。オープン日は10月10日。
新ショールームは、京都ならではの伝統的な建物を現在のライフスタイルにコーディネートした空間の提案を重点化。マンションリフォーム対応、人造大理石の手入れの体験コーナーなど、多様化する住まい方に合わせた商品や情報などを展開していく。10月10日~18日にオープニングフェアを開催予定。
LIXIL(東京都千代田区)は10月1日、プロユーザー限定の会員制総合建材店「建デポ」を分社化し、新会社として設立する。社長には、カネボウなど複数の企業の経営に携わってきた小森哲郎氏が就任する。
建デポは、建設関連のプロユーザーに建築資材を提供する事業として2009年にスタートした。LIXILによると毎年業績が拡大しており、リフォーム需要の伸長が見込まれる今後は更なる成長が期待できるとして、独立新会社化を決めたという。
総戸数1453戸の大規模マンションプロジェクト「ユトリシア」(千葉県習志野市、京成本線実籾駅徒歩11分)がこのほど全体竣工した。大成有楽不動産など6社による共同事業で、2008年9月の分譲開始から約7年。壱番街(303戸)、弐番街(301戸)、参番街(270戸)、四番街(307戸)はすべて完売している。このほど竣工した最終街区の五番街(272戸)についても、これまでに約160戸供給し約130戸が契約済み。平均坪単価は約115万円。
三幸エステートは9月10日、オフィスマーケット(8月末)を発表した。東京都心5区のオフィスビル空室率は3.51%(前月比0.03ポイント減)だった。4カ月連続の低下だが、ペースは緩やかになっている。
つなぐネットコミュニケーションズはこのほど、地震への備えをまとめた「マンション居住者のための地震防災ガイド」を発行した。大地震の際にマンション内で発生する被害を紹介し、家具固定方法や防災備蓄品、事前に決めておきたいマンション内ルールなどを紹介している。
同ガイドは、同社が発行するメールマガジン購読申込者に無償で配布する(http://www.tsunagu-bousai.com)。
東京商工リサーチの調べによると、8月の不動産業倒産件数は19件(前年同月比50.0%減少)となり、2カ月連続で前年同月を下回った。8月としては、過去20年で最少件数だった。
負債総額は173億8400万円(同28.68%減少)で、5カ月連続の減少。ただし、負債総額10億円以上の大型倒産が5件発生し、5カ月ぶりに100億円を上回った。同社は「当面、不動産業の倒産が急増する要因は見当たらないが、小規模企業を中心に息切れ倒産の発生が懸念される」としている。
エクセルシャノン(東京都港区)は、国内最高クラスの断熱性能(熱貫流率0.73W/m2・K)を実現したトリプルガラス樹脂サッシ「シャノンウインドUFシリーズ」を開発。2016年1月から発売する。
枠と障子の間のキャビティ部の対流を抑制する「センターシール専用フレーム」を採用、中空部分には断熱材を充填した。これにより、従来品に比べフレーム部分の断熱性能を約40%向上、室内側表面温度を最大3度高め、すぐれた防露性能を発揮する。
窓種は、縦すべり出し、横すべり出し、大開口横すべり出し、FIX。外観・内観ともホワイト1色。
新しいUFシリーズは、北海道立総合研究機構 建築研究本部 北方建築総合研究所(北海道旭川市)、倉敷紡績(大阪府大阪市)、中島硝子工業(岡山県井原市)、東電化工業(秋田県大仙市)と共同で行った「住宅用樹脂製サッシの超高断熱化に関する研究」をもとに製品化。
この研究時、試作品の性能試験において、熱貫流率0.63W/m2・Kを確認したとする。
試験体は縦すべり出し+はめころし窓(W1690xH1370)で、ガラス2枚・フィルム2枚、クリプトンガス入りという構成。