次世代エネルギー業界の調査・研究を行う「タイナビ総研」を運営するグッドフェローズ(東京都品川区)は10月9日、全国の太陽光発電を検討したユーザー277人を対象に実施した「太陽光発電の設置状況と設置後の満足度の調査」の結果を発表した。
ユーザーの内訳は「太陽光発電を設置している人」が196人、「太陽光発電を設置していない人」が81人。「太陽光発電を設置している人」のうち98.4%が「太陽光発電を設置して満足している」と回答した。また、92.9%が「期待以上の発電量が出ている」と回答し、昨年の77.5%に比べて大きく改善していることが分かった。
一方、太陽光発電の設置を見送った人に「設置を見送った理由」を聞いたところ、「価格面」が38.3%で最多。次いで「設置条件が良くなかったから(設置不可だった)」が19.8%だった。「今後機会があればまた設置を検討してみたいですか」との質問では、75.3%が「はい」と回答した。
NEC(東京都港区)は、住宅メーカーや太陽光発電メーカーなどの事業者向けに、気象予報から太陽光発電量を予測し、蓄電システムを自動制御するクラウド型HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を発売する。
同製品は、気象予報から翌日の太陽光発電量を予測し、同社製小型蓄電システムの充電タイミングを自動制御する。太陽光発電や深夜電力などのエネルギーを蓄電システムに効率的に貯蔵、利用することが可能で、経済性向上に貢献する。
ブレーカーごとの電力消費量の見える化に加えて、スマートメータ-から家全体の正確な電力消費量データを受信することも可能。クラウドに蓄積したデータを活用し、事業者の新たなサービスの創出にも活用できる。
オートデスク(東京都中央区)は、設計プロジェクトのクラウドベースのコラボレーションサービス「Autodesk A360」と「A360 Team」の日本語版を10月9日から提供する。両サービスはこれまで英語版を提供しており、顧客から日本語化の要望が多かった。
「Autodesk A360」はIDの登録は必要だが無償で提供され、異なる部門から設計プロジェクトに参加する担当者がコラボレーションを行えるサービス。「A360 Team」は、期間限定ライセンスの1年間の場合で、税抜き1万3000円。チーム単位での設計プロジェクトの運用や管理が行なえる。
国立研究開発法人建築研究所(茨城県つくば市)は、建築生産分野の任期付研究員を募集する。テニュア・トラック制度を適用により、本人が希望する場合には任期中の研究業績を審査し、任期の定めのない研究員に移行することが可能。応募書類の提出締切は、11月9日必着。
建築生産分野の研究者であり、博士の学位を有する、または2016年3月31日までに博士の学位を取得する見込みであること等が条件。採用時期は2016年4月1日を予定し、任期は2019年3月31日までの3年間。
詳細は同研のホームページで。
オートデスク(東京都中央区)は、BIMアプリケーション「Revit2015」と日積サーベイ(大阪市)の建築数量積算・見積書作成システム「NCS/HE∧IO∑(ヘリオス)」の連携を強化する。RevitのBIMデータについてヘリオス次期バージョンでは、積算に必要な情報だけが選択されて取り込まれるようになる予定。ヘリオスの次期バーション(V11.0)は12月中旬に発売される。数量積算と見積もり作成にかかる時間が短縮され、業務効率の向上が期待できるもの。
Revitとヘリオスで行う建築物の数量積算と見積もり作成では、IFC方式と呼ばれる中間ファイルを介した方法で行われ、データの受け渡しに時間を要するケースがある。これに対して、次期バージョンとの組み合わせで行うと、積算に必要な情報だけが直接受け渡しされるため、これまでよりも短い時間で作業が完了する。日積サーベイが機能開発段階で行ったテストでは、10分の1まで時間が短縮できたケースもあったという。
アルティメット総研(東京都新宿区)は10月10日、同社が運営する賃貸サイト『ウチコミ!』で【DIY】アイコンがついた物件を選ぶと、ジュブリー(東京都港区)が運営する『壁紙革命~賃貸でもおしゃれに~』の壁紙45種類の中から好みの壁紙を提供する新サービスを開始する。入居日に合わせて、選んだ壁紙と施工道具、説明書がセットになったDIYセットが新居に届く。壁紙は入居者がDIYで自ら貼り付ける。
同サイトは賃貸物件オーナーと入居希望者が直接交渉できることが利点。その利点を最大限にいかして、賃貸物件でのDIYの楽しみを提供する。
リノベ不動産(横浜市)は、アウトドア用品のスノーピーク(新潟県三条)と、都市生活者の住まいに向けた住環境へのアウトドアライフの提案で協力する。リノベーション物件に合わせたライフスタイルパッケージの提供のほか、ショップ・イン・ショップの取り組みも始める。
パナソニック(大阪府門真市)は、グランフロント大阪南館内に展開する展示施設「パナソニックセンター大阪」の2階にある「くらしショウウィンドウ」を10月23日にリニューアルオープンする。
生活者からの意見や要望をもとに、新たな住まいや暮らしの価値を創造し、提案していく企画展「自由に語り合うくらし展」の第3弾として、「美しくなれるガレージ~私らしくハーレーと暮らす~」を催す。リニューアルオープン記念ツアーも10月23~25日に開催する。
同展示施設は、暮らしの「あったらいいな」「できたらいいな」を自由な発想で組み合わせ、ライフスタイルイメージを具体的な形で提案していくもの。
問い合わせは、電話06-6377-1700まで。
パナソニック(大阪府門真市)エコソリューションズ社は「スマートHEMS」で計測した家庭の電力データを節電や快適な生活に向けて利活用するためのスマートフォン向けアプリ「スマートHEMSサービスアプリ」を12月21日から無料提供する。
HEMS利用者が宅外でも家庭の電力情報を知ることができるだけでなく、電気の使い過ぎ情報のプッシュ配信や、分岐回路の使用電力量が普段より多い時に節電ポイントがひと目で分かる機能を搭載するなど、電気料金の削減をサポートする。
東京建物は10月1日付で、東京建物不動産販売が行っていた高齢者向け住宅の賃貸管理機能を、開発・介護サービス業務を担う東京建物シニアライフサポートへ移管、集約した。シニア事業を強化するのが目的。
東京建物グループは2月に公表した中期経営計画(2015~2019年度)で、シニア事業をビル事業、住宅事業に次ぐ「第三の柱」と位置付けている。