不動産事業を全国展開するハウスドゥ(東京都千代田区)は10月13日、インターネット上での集客強化にむけて不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクスト(東京都港区)と全国ハウスドゥチェーン全店舗でのシステム連動に関する業務提携を締結した。
これに伴い、来年1月から同社の不動産売買仲介管理システム「DO NETWORK!」に物件情報を登録すると、自動で「HOME’S」に掲載されるようになる。
同社はネクストとの提携の理由について、「HOME’S」が物件掲載時の課金ではなく顧客からの問い合わせ時に初めて課金するというシステムを採用していることから決定したとしている。
不動産証券化協会(ARES)はこのほど、「機関投資家の不動産投資に関するアンケート調査」結果を発表した。「年金基金」と、生保・損保・都市銀行・信託銀行など「一般機関投資家」を対象に聞いた。
実物不動産または不動産証券化商品への投資を行っている投資家の割合は、年金は46%で前年比横ばい。中長期的にはリーマンショック後の2009年に底を打って以降、緩やかだが増加傾向となっている。一般機関投資家は81%で微減となった。
調査の回答数は年金が76、一般機関投資家が54だった。
三幸エステートが10月14日に発表したオフィスマーケットによると、東京都心5区の平均空室率は3.39%(前月比0.12ポイント減)だった。2009年2月以来の3%台前半となった。
オープンハウス・ディベロップメントは10月21日、「学生向け建築インターンシップ&コンペティション」の決勝戦を東京都渋谷区のベルサール渋谷ファーストで開催する。
優勝を競うのは、建築を学ぶ学生向けに8月から行われたインターンシップで選ばれた一戸建て住宅の設計プラン6作品。
決勝戦を勝ち抜いた設計プラン1作品は、実際に商品として建築し、販売される。
小田急電鉄、小田急不動産、小田急ハウジングの3社は、戸別訪問の取り組みを強化する。川崎・多摩エリアにおいて、営業員約400人体制で開始する。小田急グループの「住まい・暮らし」に関する商品・サービスの紹介と共に、自宅の住み替えやリフォーム、資産活用などの様々な相談に応える方針だ。
住友不動産はこのほど、首都圏の7カ所にある総合マンションギャラリー内に、マンション購入を検討する女性を対象にした相談カウンター「住まいSalon for woman」を開設した。専任の女性アドバイザーが対応する。
なお同社の総合マンションギャラリー館は新宿、渋谷、池袋、秋葉原、田町、川崎、横浜にある。
LIXIL(東京都千代田区)は11月2日、肩湯や打たせ湯などの機能が人気のシステムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」のラインアップを拡充する。
新たにマンションリフォームにちょうどいい1418サイズを追加。
また、石灰岩や大理石などの質感を再現した400x600mm角の大判タイルによる全面タイル張り仕様も加える。カビや汚れがふき取りやすい樹脂の「キレイ目地」を採用した。
アキュラホーム(東京都新宿区)は10月16日、建具、左官、庭などの各分野で世界的に高く評価されている匠の職人技を採り入れた住宅「木和美(きわみ)」を2000万円台〜の普及価格で発売する。
組子細工の骨組に手漉き和紙を張ったオリジナル組子障子、左官職人によるダイナミックかつ緻密な作業の内外壁、数寄屋大工の手仕事、庭師による本格庭園や坪庭を住空間に活かすことができる。
「きわみ」には次の5人の匠が参加。職人技を求めやすい価格で提供できるしくみを整えた。
●左官職人/久住有生氏
3代続く左官の家に生まれ幼少よりコテを握り、23歳で久住有生左官設立。ドイツ、フランス、日本で左官技術を磨き、歴史的建造物の修復に携わる。代表作はシンガポールの高層オフィスMarketStreetTower内のエントランス大壁、竹中道具館新館、旧桜宮公会堂など。
●数寄屋大工/杉本広近氏
京都の中村外二工務店で10年修行した数寄屋職人。海外からのオファーも多い。東日本大震災の復興支援として神楽舞台を製作。早池峰神楽(ユネスコ無形文化遺産)公演などで使用されている。
●庭師/比地黒義男氏
京都・大原を拠点に国内外で庭園の設計・施工・管理を手がける。京都・鷹ヶ峯の光悦寺庭園露地および本藤廻り修復工事、ハワイ・マウイ島のグランドハイアットワイレア日本庭園レストラン、東京・八王子の禅東院庭園工事、北海道・帯広の六花亭露地庭園工事など。
●和紙作家/堀木エリ子氏
「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに2700x2100mmのオリジナル和紙を制作。和紙インテリアアートの企画・制作・施工を手がける。東京ミッドタウンガレリア、パシフィコ横浜、在日フランス大使館大使公邸のアートワークなど。
●建具職人/和田伊弘氏
3代続く建具屋を継承するかたわら、組子細工の製作を始める。平成22年には群馬の名工に選出。文化財修復技術の習得にも注力し全国伝統建具技術保存会に参加。群馬県知事賞、商工会議所会長賞など受賞多数。
TOTO(北九州市)は10月14日、「第11回トイレ川柳」の受賞作品を発表した。今年2月に発売した新「ネオレスト」にちなんだ最優秀賞「ネオレスト賞」には、ペンネーム・ペネさんの「家族とは同じトイレを使うこと」が選ばれた。
佳作を除く受賞20句は、トイレットペーパー型川柳集「第11回トイレ川柳大賞」に掲載され、11月10日のトイレの日にTOTO出版より、販売価格350円で発行予定。
同賞は7月1日~8月31日まで作品を募集。応募件数は過去最高となる36930句。「おしりだって、洗ってほしい。」のキャッチコピーで知られるコピーライターの仲畑貴志氏が選考を行なった。
「耐震構法SE構法」を供給するエヌ・シー・エヌ(東京都港区)が事務局を務める「耐震住宅100%」は10月1日、昨年開催した「あなたの残したい建物コンテスト」で大賞を受賞した「清水次郎長の生家」(静岡市清水区)の改修工事に向け、一般からの寄付金を募る「清水次郎長生家を後世に残そう!」プロジェクトを開始した。
同プロジェクトは、寄付サイト「JAPANGIVING」でのクラウドファンディングの仕組みを活用したもの。寄付金の募集期間は来年7月31日まで。目標金額は3000万円。寄付可能額は500円から。集まった寄付金は改修費に充当される。寄付者には金額に応じて次郎長グッズのプレゼントがある。
「清水次郎長の生家」はNPO法人「次郎長生家を守る会」のもとで清水の町の貴重な資産として存続してきたが、近年は老朽化が進み、維持が困難になりつつあった。
「清水次郎長生家を後世に残そう!」プロジェクトの詳細はこちら。