楽天(東京都世田谷区)とユビキタス(東京都新宿区)は10月5日、住居内のHEMS機器から収集したエネルギー情報を活用し、エネルギー関連サービスをクラウドで提供する企業向けプラットフォームの共同開発に関する基本契約に合意した。スマートメーターから取得する電力使用量のデータを簡易HEMS機器から自動的に集積するクラウドサービスを両社で共同開発し、「楽天スーパーポイント」などと組み合わせて提供することで、HEMSを活用して新たなサービスの開発を目指す企業をサポートする。
また、両社は今後、ホームネットワーク機器とクラウドサービスがシームレスに接続できるよう通信規格を策定し、未来のスマートホームソリューションの実現に取り組む。
ユビキタスは今回の業務提携を通じて、これまで取り組んで来たスマートホームを実現するための製品・サービスプラットフォームおよび技術開発力を展開して収益拡大を目指す。
楽天は、収集するエネルギーのビッグデータを新サービスに活用すると同時に、今回の協業における電力需要家に対するサービス開発プラットフォームの構築に役立てる。また、将来的には、地方創生も見据えた形での複数の企業・地方自治体によるコンソーシアムの結成も視野に入れる。まずは国内におけるサービスを普及させ、さらにアジア地域を中心とした、世界共通のプラットフォームとして展開することを目指す。
大東建託(東京都港区)が展開する「賃貸住宅未来研究所」(未来研)は10月5日、家族がずっと住み続けられる賃貸住宅とはどのようなものかを考えるコンテンツ「家族のカタチラボ」内で賃貸住宅について意識調査を行った。その結果から、賃貸住宅の入居者は、これまでの「賃貸派=定住しない派」「自由に引っ越したい派」という図式が崩れ始めているのかもしれないと指摘した。
賃貸住宅に住む25~39歳のカップル(夫婦)や家族を対象にした調査によると、現在の住居に引っ越したタイミングとして最も多いのは「結婚」だった。その他、仕事・妊娠・出産など人生の転機にライフステージに合わせて転居をする人が多いことが分かった。
一方、「賃貸住宅は自分の思うように内装や間取りが変えられない」という慣習と思い込みがあり、リフォームや内装変更の自由度が低く、そこが不満につながっていることも指摘。
また、日本賃貸住宅管理協会の実施したアンケート結果で、4年以上同じ部屋を借りている家族の割合が2009年の約60%に対し、2013年は75%以上だったことを受けて、賃貸住宅のメリットとして、自由に引越しできる手軽さや自由度が挙げられる一方、「より長く住む」という意向が生まれてきていると分析。住み慣れた場所、土地勘のできた場所でのつながりや地縁を大切にしたい、といった思いがあり、できることなら同じ部屋に長く住みたいと考えている人も多いことを指摘した。
【東京本社】1日から中国の建国記念日である国慶節休暇が始まった(7日まで)。百貨店は、インバウンド需要をよりいっそう取り込もうと、サービスやフェアを拡充している。
免税…
インフォソケット(東京都武蔵野市)はスマートフォンでエアコン、床暖房、電気錠、照明の操作や浴槽の湯張りができるシステム「SmartRem」を開発、10月1日に発売した。販売店やOEMパートナーを募集している。
温湿度センサ、人感センサ、ウェブカメラといったオプションを組み合わせることで、防犯やペット・高齢者の見守りにも使える。各機器は有線接続で、通常電気工事の範囲内で施工可能とする。9万5000円〜(工事費別)。
10月7〜10日に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN2015」、11月18〜20日に東京ビッグサイトで開催される「産業交流展2015」に出展予定。
東芝ライテック(神奈川県横須賀市)は10月1日、各電力会社のスマート電力量メーター情報発信サービス(※Bルート)に対応するホームゲートウェイ「HEM-GW16A」を発売した。
通信インターフェイス規格「Wi-SUN Profile for ECHONET Lite」を内蔵。積算電力量や瞬時電力などのデータ通信を可能にした。
また、インターネットに接続することなく、パソコンやタブレットでエネルギーの見える化や家電操作を可能にする「SimpleHEMS」機能を搭載。SimpleHEMSはスマート電力量メーター、HEMS対応住宅用分電盤、エネルギー計測ユニット、LED照明、蓄電池、給湯機などに対応する。
サイズは125x28.5x125ミリと、従来モデルより約20%小形化した。
※Bルート:スマート電力量メーターとHEMSコントローラとの通信のこと
東邦レオ(大阪府大阪市)は10月5日、木造戸建て向けの仕上げ一体型外張り断熱システム「エコサーム(木造用)」を東北以西で発売する。
外壁側にはEPS断熱材+ガラスメッシュ+ベースモルタルを組み合わせた50mm厚の「ベースコートボード」を、室内側には100mm厚のグラスウール断熱材を充填するダブル断熱により熱抵抗値3.47(m2・K)/Wを実現。外壁表面は、左官職人のコテ技術を活かしたアクリル樹脂系塗材をテクスチャー3種・28色、計84のバリエーションから選ぶことができる。
防火30分の国土交通大臣認定を取得。
省エネ関連の講義・左官の実技講習を受けた全国300人超の施工技術者ネットワークを構築することで、高品質と低コストを両立した。価格は9800円/m2〜(材工共、仕上げ込み、役物・税別)。
国土交通省は10月2日、2015年度の建設投資見通しを公表した。民間住宅投資は前年度に比べ1.9%増の14兆8400億円となる見通し。2014年度は消費増税後の落ち込みで、民間住宅投資は前の年度に比べ7.8%減の14兆5600億円の見込み。
一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)は11月17日、経済産業省の補助事業で建設されたゼロ・エネルギー住宅(ZEH)のエネルギー使用状況に関する調査・分析結果などを報告する「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2015」を開催する。ZEHを普及させていく上での課題やテーマなどを共有するのがねらい。
会場は東京・台東区のヒューリックホール浅草橋。参加費は無料。定員300人。事前予約制。10月中旬に予約ページをSIIのホームページ上に開設する。
経済産業省は、ZEHの普及に向け年内にロードマップを策定する。2020年までに新築の過半でZEH基準を満たす住宅を供給することを目指す。
LIXIL住宅研究所(東京都江東区)は10月16日、グランフロント大阪において住宅FCコラボセミナー「消費増税後、縮小する市場で勝ち残るには?」を開催する。
講演内容は次の3本。
(1)新建ハウジング・リノベーションジャーナル発行人で新建新聞社代表の三浦祐成による「これからの“住宅市場のチャンス”はここにある!~高性能住宅・ロングライフ・コミュニティの可能性~」。
(2)東京工業大学ソリューション研究機構特任教授の金谷年展氏による「安倍政権の今後の施策で住宅マーケット・業界はどうなるのか?〜政権が推進する国土強靱化政策・エネルギー自由化の影響〜」。
(3)「住宅フランチャイズチェーンのパイオニアが語る”住宅市場で勝ち残る”住宅ネットワーク事例とは」
13:30〜17:00。グランフロント大阪北館タワーB10階。5000円/人(1社2人まで)。参加者には新建新聞社刊『住宅産業大予測』をプレゼントする。
問い合わせはTEL03ー5626−8249。詳細・申し込みはコチラから。
●住宅産業大予測 2015 (新建ハウジング特別増刊)
マックス(東京都中央区)は10月13日、ラインの視認性を向上し、建物の振動によるラインの揺れを大幅に軽減したレーザ墨出器「ラインキーパー(LA-S801)」を発売する。
明るい現場でもくっきりとラインが見える高出力のレーザダイオードを採用。3つのモードを選ぶことができる。
また「電子整準方式」により、本体に固定された2つの傾斜センサーが傾きを感知して補正するため、風や車の走行による揺れの影響を受けにくく、安定したライン照射を可能にする。
希望小売価格は22万円。