因幡電機産業(大阪市)は、高齢者のあんしん見守りシステム「安否ウォッチング AMS-100」の販売を開始する。マンションオーナーや不動産管理会社へ向けた独居高齢者の日常生活の見守りのためのシステム。人感センサーにより高齢者の動きを常にチェックし、 長時間トイレを使用していない場合、家族や登録先にメールを発信する。構成機器はすべて無線式で配線工事は不要なため、既築物件にも低コストで設置・導入できる。
急速な少子化や団塊の世代の高齢化などに伴い、独居高齢者の割合は増加している。離れて暮らす家族にとって日々の安否確認は重要であることから、高齢者が安心して生活できる住宅とすることで、空き物件を減少させ、入居率の改善にもつなげていく。高齢者の入居リスクを低減する手法としても提案していく。
一般社団法人健康・省エネ住宅を推進する国民会議(大阪府四條畷市)は、「健康・省エネシンポジウム」を横浜で10月17日に開催する。内閣総理大臣補佐官・和泉洋人氏による「健康長寿の意義と課題」をテーマとした基調講演をはじめ、慶応義塾大学理工学部システム工学科教授伊香賀俊治氏による「住環境が居住者の健康状態に及ぼす影響に関する調査速報」の研究報告が行なわれる。
後半のパネルディスカッションには、住宅分野だけでなく医学分野の有識者もパネリストとして参加。「組織の枠を超えた、地域創生、地域医療、家づくりの幅広い連携を目指して」をテーマに意見を交わす。参加費は無料。
問い合わせは、健康・省エネシンポジウム事務局(電話045-505-5036)まで。
ダイキン工業(大阪府大阪市)は11月1日、エアコン特有の風の不快感・乾燥を解消した「うるさら7(Rシリーズ)」を順次発売する。
設定温度に到達すると、温風が壁に沿って床全体に広がり、風を直接体に当てずに足元から暖める「垂直気流」と、独自の「無給水加湿」により乾燥しにくい暖房を実現。肌・唇の乾燥を約40%低減できるとする。
また、外気温が低いときの暖房能力を約11%向上。マイナス15度でも定格暖房能力を維持し、凍結しにくい室外機構造とした。
日本カーペット工業組合(大阪府大阪市)はこのほど、信州大学 繊維学部(長野県上田市)木村裕和教授、大阪府立産業技術総合研究所(大阪府和泉市)との共同研究の結果を発表した。
研究テーマは「床材とハウスダスト舞い上がり量の関連」。
室内にカーペットとフローリングを敷き、歩行を想定した環境(軽量床衝撃音発生器で床をたたく)でハウスダストの舞い上がり量を調べたところ、カーペットの舞い上がり量は約5000個/m3(床上140cm)でフローリングの10分の1にとどまることがわかった。
これは糸でハウスダストを取り込む「ダストポケット効果」によるものだという。
この実験結果をわかりやすくまとめた動画「カーペットでハウスダスト対策!」をYouTubeで公開している。
リフォームプロ(川崎市)が運営する住宅環境ラベル認定を行うむくむくはうす事務局は、のぞみ(東京都世田谷区)と10月4日に環境循環型マンションリノベーションに特化した新店舗をオープンした。むくむくはうす世田谷店として、のぞみが運営を行なう。
同店では、設計士やフィナンシャルプランナーなどがチームを組み、マンションリノベーショントータルサポートを行なっていく。環境循環型のマンションリノベーション事例の紹介、リノベーションした物件の見学会や勉強会、セミナーの開催などを実施する。
現在、オープンを記念してキャンペーンを実施している。2015年12月28日までに初回カウンセリングを受け、2016年3月31日までに工事を行ない応募した人が対象。抽選で無垢テーブルやラジエントヒーター、オリジナル木製キッチンなどが当たる。
大京アステージはこのほど、管理を受託しているマンションの居住者を対象に「マンションに暮らす家族のための保険」の販売を本格化させた。
マンションでの生活で起こり得るトラブルなど、9種類の補償をパッケージにした保険。「個人賠償保険」「家財保険」「入院保険」に加えて、「近隣トラブル訴訟費用」「蜂・鳥の巣駆除費用」、窓ガラスなど共用部分を破損した場合の「共用部分修繕費用」なども補償される。
不動産情報サービスのアットホームは、10月10日から東京ドームで行われるプロ野球セリーグの「クライマックスシリーズ ファーストステージ」の冠協賛社に決定した。
読売ジャイアンツのオフィシャルスポンサーであるアットホームは、「ジャイアンツファン、野球ファンの皆さんが楽しめるようなイベント、観戦・応援を盛り上げるオリジナル企画を展開し、一人でも多くの方に夢や感動を届けられるように努める」としている。
ヤマトホールディングス傘下で生活支援事業を運営するヤマトホームコンビニエンス(東京都中央区)はこのほど、洗濯機分解クリーニングと床抗菌コーティングを「快適生活サポートサービス」に追加した。
快適生活サポートサービスは、ハウスクリーニングや部屋の整理収納、家具移動などのサービスを提供する内容。2014年10月から全国で提供している。これに、利用者からの要望が多かった2つのメニューを加えた。
利用料金は洗濯機分解クリーニングが1万3000円、床抗菌コーティングが6畳まで2万2000円、12畳までが2万5000円など(いずれも税抜き)。
国土交通省がこのほどまとめた宅地建物取引業法の施行状況調査結果によると、2014年度の宅地建物取引業者数が9年ぶりに増加した。
2014年3月末時点の宅地建物取引業者数は12万2685業者で、前年比0.5%増。9年ぶりの増加だが微増であり、過去20年間におけるピークだった96年度(14万2094業者)を100としたときの指数は86.3にとどまっている。
東急リバブルは、厚生労働省が実施する2015年度「均等・両立推進企業表彰」の均等推進企業部門で、「東京労働局長優良賞」を受賞した。大手不動産流通企業での受賞は初めて。
均等・両立推進企業表彰は、女性労働者の能力発揮を促進するための取り組みなどについて、模範的な取り組みを推進している企業を表彰する制度。東京労働局長優良賞は、地域で女性の能力発揮を促進するため取り組みを推進している企業に授与される。同社では女性社員の管理職登用に向けた研修など様々な取り組みを推進しており、売買仲介業の営業職に占める女性社員の割合が増加するなど成果も出てきている、としている。