横浜市の分譲マンションにおける基礎杭に係る問題を受けて、国土交通省はこのほど、住宅所有者向けの相談体制の強化を発表した。住宅リフォーム・紛争処理支援センターの電話相談窓口を増強。一級建築士の有資格者が、26人体制で対応する。
電話番号は0570(016)100。PHSなどの場合は03(3556)5147。相談時間は平日午前10~午後5時。なお個々のマンションなどが、旭化成建材と旭化成が実施している調査の対象物件であるかどうかについての問い合わせには対応不可。
新昭和(千葉県君津市、松田芳彦社長)はこのほど、船橋市習志野台8丁目で開発中の商業施設の名称を「ゆめまち習志野台モール」に決定した。2016年5月の開業を目指す。
所在地は、東葉高速鉄道船橋日大前駅から1.3キロの場所。敷地面積は1万6730平方メートル。建物は鉄骨造り2階建て、延べ延床面積が8830平方メートル。
アットホームの調査によると、9月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万8907件だった。前年同月比3.0%減となり、2カ月ぶりの増加となった先月から再び減少した。マンション、アパート共に減少。堅調に推移していた東京23区で、マンションは増加したもののアパートが6.2%減と大幅に減少したことなどが要因。
平均成約賃料は、マンションは新築・中古共に上昇。アパートは、新築は下落したが中古は上昇した。
いちごホテルリート投資法人はこのほど、東京証券取引所から、不動産投資信託証券市場への上場承認を受けたと発表した。上場予定日は11月30日。
ポラスグループのポラテック(埼玉県越谷市)は11月18日、設計者向けに中大規模木造建造物の構造プランに関する情報提供・情報交換を行っていくための研究会「ポラテック木造非住宅の会」のセミナーを静岡市で開催する。
プログラムは、同社プレカット営業事業部の吉池景事業部長による挨拶に続いて、プレカット非住宅推進課の下山順課長を講師とした講習会を予定している。
開催日時は、11月18日の10時30分〜12時(10時受付開始)。会場は、JR静岡駅ビル「パルシェ」7階(静岡市葵区黒金町49番地)。参加費無料。申し込みはメール(polustec.chudaikibo-he*polus.co.jp[*を@に])もしくは申し込み用紙のFAXで受け付ける。申し込み締め切りは11月11日。
ナイス(横浜市)を中核とするナイスグループは10月27日、健康と環境に優しい家づくりの学びと体験ができる施設「スマートウェルネス体感パビリオン」(横浜市鶴見区)の開設記念式典を行った。横浜市の林文子市長や施設を監修した慶応義塾大学の伊香賀俊治教授らが列席した。
新施設は同グループと横浜市、慶應義塾大学との共同で産官学の連携によって運営する。10月31日に正式オープンする。
体験と学びができるセンター棟と2棟のモデル住宅棟で構成。センター棟では、国が進める「スマートウェルネス住宅」について「温熱」「空気」「睡眠」「安全・安心」「省エネ・エコ」の5つの要素の体験を通じて学べる。
モデル住宅ではセンター棟で学んだ知識を実際の住宅で確認できるほか、木を使った室内空間が快眠性などにどのような影響を与えるか、慶応義塾大学との実証実験を共同で行っていく。
施設は事前予約制で一般にも公開する。
横浜市内の分譲マンションで基礎ぐいの性能不足が判明した問題で、国土交通省は10月27日、マンションの基礎工事に関する相談体制を整備すると発表した。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの電話相談窓口を増強し、相談を受け付ける。
一級建築士の資格を持った相談員が対応する。相談窓口の電話は0570-016-100(PHSや一部のIP電話の場合は、03-3556-5147)で、時間は平日の10時から17時まで。
木構造の技術研修を会員制で展開する構造塾(新潟市中央区)は11月10日、東京都内で緊急セミナー「住宅業界がいま行うべきことは何か」を開催する。
横浜市のマンションの不正杭打ち問題を受けたもの。建築・地盤業界に対する信用の低下、構造の安心に対する関心の高まりをとらえ、同塾の佐藤実塾長が確かな設計・施工を行い説明責任を果たすために行うべきことを解説する。
同塾では住宅・地盤業界のリスクヘッジに向け、地盤調査・解析から改良工事、基礎・構造検討、建物の設計・施工までに必要なチェック・見積もり・記録保存・保険対応など一連の業務をワンストップでフォローする体制も整える考え。当日はそのシステムの概要も公開する。
参加費は1000円(構造塾会員は無料)、セミナー後に行われる交流会は4000円。定員50人。問い合わせはエムズ構造設計新潟本社TEL:025・226・0088または東京事務所TEL:03・5542・1976まで。
フランク・ロイド・ライトの有機的建築の思想を受け継ぐ「オーガニックハウス」を展開する日本オーガニックアーキテクチャー(愛知県名古屋市)は10月24日、オーガニックハウスメンバーであるFSM滋賀湖南店のサロン型ショールームを滋賀県守山市内にグランドオープンした。
今回のショールームは、人体サイズに基づく空間設計、流れるような空間の広がりと緩急に富むドラマティックな仕掛けが施され、自然光に溢れ、光と影の移ろいとともに時間の経過、四季の変化も楽しめるもの。一人暮らし、リタイアした夫婦のみの二人暮らしなど、多様化する変形家族世帯もターゲットとしており、条件の限られた市街地の小さな住宅にも生かせる空間デザインを特徴としている。
また、地域の情報発信基地として価値観の多様化に対応し、新しい生き方を提案しながら集客と育成手法を確立することを目的としている。
10月17日のプレオープンでは72組136名を集客。過去に住宅購入経験のある、こだわりを持つ40代以上のエンドユーザーから高い支持を得たという。
LIBA21第30期総会が10月21日(水)、長野県上田・別所温泉で開催され無事終了しました。この10月から第31期がスタートしています。